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金融資産運用設計


ファイナンシャルプランナーと聞くと、世間ではどうも資産運用の専門家と見られているようですが、資産運用は私達がカバーする一分野に過ぎません。資産運用はファイナンシャルゴール達成の重要な一手段であることは否めませんが、私達はそれ以外の方法のアドバイスもします。
資産運用アドバイザーのプロとしてはファイナンシャルアドバイザーや実際に金融商品の販売をする金融商品取引業者がいます。

世の中相変わらず超低金利時代にあり、安全商品である定期預金では全く資産を増やせない状況です。
一方、リスク商品の代表格で長期間低迷に喘いでいた日本株は、アベノミクスの効果もありようやく上向き、ここ2年ほどで日経平均で7〜8割上昇しています。しかし、株などのリスク商品は価格の上下動の振れが結構あって、なかなかタイミング良く売買出来ず、株への投資に二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。
短期で増やそうと思うと資産運用はなかなか難しいのですが、時間を味方にすれば意外とうまくいくのではないでしょうか?

ご存知の通り2014年1月からNISA(少額投資非課税制度)がスタートしました。NISA口座の開設は500万口座を超えていますが、まだ稼働率は3割程度のようです。また、利用している人の7割近くが50歳以上で既に株などへの投資経験者です。
若年層への投資意欲の植え付けや今まで株などの投資に躊躇いをもっている初心者の取り込み等を狙った政府の思惑通りには向かっていないようです。
時限立法的な制度であるとか、色々使い勝手の悪い面もありますが、今後改善されていくと思います。

日本では個人金融資産の大半が銀行預金等の安全資産に集中し、経済活性化の一助となる投資に向かっていないのが現状です。NISAを投資を始めるきっかけにされたらよいと思います。
インフレが徐々に進行してきそうな状況にありますので、デフレ下と違って安全商品である定期預金だけでは資産目減りの防衛が難しくなってくるはずです。

FPの立場から資産運用のポイントをいくつかお話しします。

短期で必要となり、減ってしまっては困る資金は『守るお金』として定期預金等の安全商品で運用することです。資産運用で失敗するのは、1,2年内に必要な資金をリスク商品で運用し、泣く泣く損切りをせざるを得なくなるケースです。20年、30年の長期運用であれば日々の値動きに一喜一憂する必要もありません。

次に大切なのは分散投資と言った考え方です。ある一つの商品だけに投資するとリスクが高くなります。ハイリスク・ハイリターンは『投機』です。よりリスクを抑えて、ある程度のリターンを得て行こうとするのが『投資』です。是非『投資』を行って下さい。分散投資するに足る十分な資金がないと思われるかもしれませんが、投資信託であれば分散投資が可能で、数千円からの積み立ても可能です。但し、購入の際には、購入手数料や信託報酬と呼ばれる継続的にかかる手数料などにも注意を払って下さい。また、世の中に数千という投資信託がありますが、夫々の投信のリスクとリターンを開示してるネットも活用して自分に合ったものを探されたら良いと思います。

分散投資には時間という考え方もあります。リスク商品は必ず価格の上下変動があります。基本は安い時に買って高い時に売るのですが、そううまくは行きません。
そこで、決まった金額で時間をずらして買うこと、すなわち積み立ての手法です。これは『ドルコスト平均法』と呼ばれて、価格変動のある商品を買う場合に購入単価を引き下げる効果があるので是非実行して見て下さい。

前述しましたが、日本もそろそろデフレからの脱却が見え隠れするようになりました。インフレになれば資産を運用せず放置すればどんどん目減りしていきます。
賢く資産運用して、それが間接的に日本経済を上向かせる一助になれば、それに越したことはないと思います。



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